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「歯ぎしり」を甘くみてはいけない!健康への7つの悪影響と3つの対策

皆さんこんにちは。

本庄の山本歯科医院です。


歯ぎしりを放置していると、さまざまな健康への悪影響が起こります。

睡眠中の歯ぎしりは自分では気づきにくいものですが、歯科で診てもらえば歯のすり減り方などから歯ぎしりや食いしばりの癖がわかります。

取り返しのつかないトラブルに発展する前に早期治療をするためにも、定期的に歯科検診を受けましょう。

山本 公紀 院長
山本 公紀 院長

山本 公紀 院長

一生涯健康なお口の状態で食事ができ、豊かな心で幸福に暮らせますように、患者様の立場に立った治療を行っております。

医院名:山本歯科医院
所在地: 〒367-0044 埼玉県本庄市見福2-18-26
監修者:山本 公紀 院長

歯ぎしりが及ぼす7つの悪影響

そうはいっても自覚しにくい歯ぎしり。「気にならないし、別にいいか」と軽視してしまいがちですが、そのままにしていると将来どんな悪影響が起こる恐れがあるのでしょうか?

今回は、代表的な7つの悪影響について解説します。


【歯ぎしりの悪影響(1)】歯がすり減る

睡眠中に無意識下で行われる歯ぎしりは、歯に、自分自身の体重の3倍くらいの力がかかるともいわれています。

短時間ならともかく、人によっては1時間くらい続けて歯ぎしりをしているケースもあるようです。

それが長年にわたって続くと、歯がどんどんすり減り、かみ合わせが乱れ、うまく咀嚼(そしゃく)できなくなっていきます


【歯ぎしりの悪影響(2)】顎関節症

顎関節症は、顎の関節に痛みがあったり、口の開閉が困難になったりする病気ですが、日本人に特に多いといわれています。

その原因は、日本人特有の後頭部が短い骨格の影響とされていますが、歯ぎしりも顎関節症を引き起こす要因のひとつです。

ギリギリと歯ぎしりをすると、下顎とつながる顎関節を傷めやすいため、顎関節症を引き起こすリスクが高まるのです。


【歯ぎしりの悪影響(3)】歯がしみる、知覚過敏症

歯ぎしりで歯が少しずつ削られていくと、歯の表面のエナメル質が薄くなっていきます

エナメル質の厚みには個人差がありますが、およそ2~3mmほどであるのが一般的です。鉄よりも硬いエナメル質は、痛みや刺激を伝えないという特徴があるのですが、長年にわたって削られていくことでエナメル質の下の象牙質に刺激が伝わりやすくなり、知覚過敏を引き起こします

歯ぎしりを軽く見て放置すると重度の知覚過敏にまで進行し、歯磨きのときにもしみるようになって日常生活に支障をきたします。


【歯ぎしりの悪影響(4)】歯周病が悪化する

歯ぎしりは、歯周病の悪化に拍車をかけます。

歯周病は歯周組織を破壊して歯をグラグラさせ、最終的には歯が抜け落ちてしまう病気ですが、歯ぎしりによって強い力で揺さぶられることで、歯周組織が破壊されるスピードを速めてしまうのです。


【歯ぎしりの悪影響(5)】睡眠障害

ギリギリ、ギシギシと音をたてながら歯ぎしりをしてしまうせいで睡眠の質が悪くなり、「夜中に何度も目が覚めてしまう」というお悩みを持つ人は少なくありません。

正しい睡眠が脅かされると免疫機能が低下し、感染症にかかりやすくなったり、持病が悪化したり、さまざまな健康被害につながります。


【歯ぎしりの悪影響(6)】頭痛、肩こり

歯ぎしりを継続すると、頭痛や肩こりが起こりやすくなるため、慢性化したというお悩みを抱えている患者様が大勢います。

歯ぎしりによって食べものを噛み砕く咀嚼(そしゃく)に関わる筋肉を傷めやすいのですが、それらの咬筋は下顎からこめかみへつながっていて、さらに喉の奥や後頭部、首や肩へ続く筋膜などとも密接な関係があります。

寝ても疲れが取れない、起きた瞬間から疲れているという人は、もしかすると歯ぎしりの影響かもしれません。


【歯ぎしりの悪影響(7)】顔が大きくなる

歯ぎしりを長期間にわたって放置した結果、だんだんエラが張ってきて顔が大きく見えるようになったというケースも。

かみ合わせが崩れるとフェイスラインにも影響がでてきますので、加齢とともにエラが張ってきたという人は、歯ぎしり癖が原因であるとも考えられます。

歯科検診で歯ぎしりによって歯が歯が削られていないか、チェックしてみてください。


歯ぎしりが起こる3つの原因

歯ぎしりが起こる原因は、人によって異なります。

歯ぎしりが発生するしくみについては現時点で科学的に解明されてはいないのですが、有力な説として、下記の3つの原因が考えられます。

【歯ぎしりの原因(1)】ストレス

歯ぎしりについての研究が各地で進んでいますが、近年ではストレス解消のために行われている行為であるとわかってきました。

無意識下で歯ぎしりすることでストレスを発散し、重大な病気への発展を防いでいる「予防」のような役割があるのです。

このように歯ぎしりには健康によい側面があるのですが、これまでにお話ししたような多くの健康への悪影響も伴います。

健康維持のためには、やはり、歯ぎしりを和らげ改善する方法を考える必要があるといえるでしょう。


【歯ぎしりの原因(2)】生活習慣

歯ぎしりは、日常的な習慣になっている「クセ」によっても発生します。

例えば、寝るときの姿勢や枕の位置なども深く関係しているのです。

足を組む、猫背で歩く、頬杖をつく、過度な飲酒・喫煙といった生活習慣も、夜間の歯ぎしりを引き起こす原因になっています。集中するときにグッと食いしばる癖も、よくありません。

できるだけよくない生活習慣は改め、規則正しい生活リズムで過ごすように心がけて、歯ぎしりを改善していきましょう。


【歯ぎしりの原因(3)】かみ合わせが悪い

上下の歯の高さが合っておらず、他の歯と接触しやすい状態になっていると歯ぎしりを引き起こす原因になります。

他院で行ったむし歯治療の被せ物の高さが合っておらず、それから歯ぎしりが始まったというケースもあります。


【子どもの場合】乳歯の生え変わりの影響

乳歯の子どもの歯ぎしりは、大人の歯ぎしりとは少し違います。永久歯が正しく生えてくるための準備をしているのです。

中には何らかのトラブルのケースもありますので、定期検診を受けるようにして、心配であればその際に質問するといいでしょう。


歯ぎしりの対策、3つの改善法

歯ぎしりの改善には、主に、下記の3つの対処法があります。


【歯ぎしりの改善法(1)】ナイトガード(マウスピース)を使用する

睡眠時、ナイトカードというマウスピースを装着し、歯ぎしりによるダメージを緩和する方法が有効です。

自覚しにくい歯ぎしりですが、マウスピースに形跡が残るため、どのように歯ぎしりが行われているかを確認できます。

適切な歯ぎしりの治療計画を立てられるというメリットもあります。


【歯ぎしりの改善法(2)】リラックスしてストレスを解消する

歯ぎしりの最大の原因はストレスといわれていますから、ストレスを溜め込まないようにするのが大切です。

まずは、何ごとも思いつめず、できるだけ楽天的に考える習慣をつけましょう。

そして1日1回はリラックスできる時間をつくる等、ストレス解消のために積極的に動いてください。

1日30分でも10分でもいいですから、楽しく会話する、笑う、映画鑑賞や読書などで感動の涙を流す、お風呂で温かいお湯にゆっくり浸かるなど、自分にあったリラックスの時間をもつようにしましょう。


【歯ぎしりの改善法(3)】かみ合わせを調整する

かみ合わせの乱れは、歯ぎしりのきっかけをつくります。

むし歯の治療跡が劣化しているのに放置しているようなケースも、歯ぎしりを引き起こす原因になります。

定期検診で口内環境をチェックし、適切な状態に整えましょう。


歯ぎしりは歯科に相談!ナイトガードで改善を

歯ぎしりの原因は、かみ合わせや骨格、生活習慣など人それぞれです。

しかし歯科で相談すれば、解決法が見えてきます。

原因不明の体調不良でお困りの方も、歯ぎしりを早く対処すれば改善する可能性があるのです。

ナイトガードは保険適用内でできる治療です。患者様の治療費の負担を抑えられる治療法ですので、お気軽にご相談ください。


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歯ぎしり防止ナイトガード治療について