銀歯を使わないやさしい小児歯科治療

皆さんこんにちは。

山本歯科医院です。

むし歯治療では、歯を削ったあとに銀歯を詰めることが非常に多いですよね。

銀歯は材料費が安く、壊れにくいということもあり、活用される場面も多くなっています。

けれども、銀歯にはいくつかの問題点も存在しており、当院の小児歯科では可能な限り「白いコンポジットレジン」を用いるようにしています。

そこで今回は、当院の「銀歯を使わないやさしい小児歯科治療」についてかんたんにご紹介します。

銀歯の問題点としてまず挙げておきたいのが「金属アレルギーのリスク」です。

銀歯は、いくつかの金属が合わさって作られており、アレルゲンとなりやすいのが現状です。

一方、白いコンポジットレジンは「歯科用のプラスチック」であることから、金属アレルギーのリスクもゼロとなります。

お子さまの健康を考える上で、アレルゲンとならないという点は、非常に重要といえます。

銀歯によるむし歯治療では、コンポジットレジンよりも「歯を削る量が多く」なります。

これは材料の性質上、仕方のないことといえます。

その分、「銀歯の方が頑丈」ではあるのですが、かけがえのない歯質を多く失うのは、あまり良くありませんよね。

そういう点においても、コンポジットレジンを用いた方が良いといえるのです。

むし歯治療に白いコンポジットレジンを用いる利点としては、もうひとつ「審美性の問題」が挙げられます。

銀歯を装着したら当然、金属色が目立ってしまいますよね。

一方、コンポジットレジンは「天然歯とほぼ同じ色」をしているので、見た目が自然となります。

むし歯治療を受けたようには見られないので、余計なストレスを抱えることもなくなります。

このように、山本歯科医院の小児歯科治療では、基本的に白いコンポジットレジンを用いております。

銀歯を装着することは、想像以上にたくさんの弊害が生じるため、可能な限り避ける方が望ましいといえます。